投資って…やらなきゃいけないの?

貯金も順調にできるようになり、生活防衛費を確保できているというあなた!そろそろ投資をしないといけないのかなぁと悩んでいませんか。

貯金がうまくいってくると、投資をした方がいいと聞いても今度はお金を減らしたくない…!という気持ちでなかなか一歩が踏み出せない、ということもあるかもしれません。

私自身も働き出して3年目の2014年に旧NISAがスタートし、会社の関係で口座を開設しましたが、そこまで投資に回せる資金もないし、リスクが怖いし、、、と運用は全くしていませんでした。

今となっては本当にもったいない。少額でも財形預金と並行して始めておけばよかったなぁと思います。そうはいっても過去には戻れないし、投資で「たられば」はなんの意味もありません。

今日が残りの人生で一番若い日です。何事も始めるのに遅すぎるということはありませんので、ぜひ改めて投資について検討してみてください!

この記事でわかること
・なぜ投資をした方がいいの?

目次

銀行預金にもリスクがある!?

1980年代後半から1990年代初頭にかけてのいわゆるバブル期には、銀行の定期預金の金利が約6%だった時代がありました。これは約12年でお金が倍になる計算です。
「72の法則」というものを聞いたことはありますか?銀行の定期預金のような複利で運用する場合、72を金利(年利)で割るとお金が2倍になる期間が算出できるのです。

先ほどの例だと72÷6=12(年)となりますね。

さて、現在の定期預金の金利は、メガバンク1年定期で0.125%となっています。(執筆時点)

数年前には0.002%だったこともありましたので、少しずつ金利も上昇していますが、72の法則に当てはめてみると72÷0.125=576(年!)となります。金利が上がったとはいえ、これは100万円を1年間預けても利子が1,250円、そこから利子所得として所得税および復興所得税20.315%が引かれて997円となります。コンビニのATM手数料数回分でマイナスになってしまいますよね。

昔は銀行にただ預けておくだけでお金が倍になっていましたが、残念ながら現在では難しい状況になっています。

また、毎月のように食品や日用品、電気・ガス・水道などの生活必需品も値上げが続いており、皆さんも物価高を肌で感じていることと思います。物価が上がっていくことは同時にお金の実質的な価値が下がっていくことでもあるのです。同じ100円でも子どもの頃と買えるものが変わっていませんか。小さい頃はコンビニでも100円で買えるアイスがたくさんあった気がしますが、今はどうでしょう。同じメーカーの同じ製品が120円、150円ということが珍しくないですよね。

頑張って節約して貯金して、銀行に預けておいても、お金が増えないどころか、お金の実質的な価値が目減りしていってしまう…これがインフレリスクと呼ばれるものです。物価上昇にも耐えうるよう資産も増やしていかなければなりません。

投資における「リスク」

「リスク」というとどんなイメージを持ちますか?「危険性」だったり「起こるかもしれない悪いこと」を思い浮かべ、なるべく避けたいものですよね。

投資における「リスク」もそういった意味も持ちますが、資産が減ってしまう「危険」だけではなく、価値が上がるかもしれないし、下がるかもしれない、という「不確実性」を指します。

もちろん投資には元本割れのリスクはつきものですので、まずはリスクの低減のための「長期」「積立」「分散」の3つのキーワードを覚えてください。

投資≠ギャンブル

投資で儲けるというと、モニターを並べて1日中株価をチェックして売買を繰り返すデイトレーダーを思い浮かべませんか?これは短期でリターンを目指すもので、「投機」(ギャンブル)と呼ばれ、誰かが得をする分、別の誰かが損をするものです。勝つ人は安く買って高く売りますが、高く買ってしまって売り手がつかないと負けてしまいます。そして負けてしまうのは知識のない、私たち素人なのです。

本来、投資は株や債券と言った金融商品などにお金を回して資産を増やすことを指し、社会参加・社会貢献のひとつともいわれます。投資をすることで自分の資産の増加だけではなく、優良な企業そして社会全体の成長を支えることにつながっていきますので、長期的な投資は経済活動そのものからのリターンを得ることができるのです。そして経済は多少のでこぼこはあっても長い目で見れば右肩上がりになっていくといわれています。

長期的には成長していく経済。経済活動そのものに投資するというのはなんだかワクワクしませんか。

・銀行預金にもリスクがある(インフレリスク)
・投資はギャンブルではない

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