生活防衛費の確保 !

「投資を始めてみようかな?その前にやるべきこと」において、まずは生活防衛費の確保というお話をしました。生活防衛費は人によって異なりますので、そのためにまず毎月の生活にどのくらいのお金が必要なのかを把握することが大切です。

この記事でわかること
・生活防衛費ってどうやって確保するの?
・生活費の目安ってどのくらい?

目次

支出の洗い出し

家賃、水道光熱費、通信費、保険料、食費・外食費、日用品、被服費、教育費、医療費、交際費、自動車関連費や交通費、美容費、趣味や嗜好品にかかるお金、、生きるのにはお金がかかりますね〜。

それぞれどのくらいかかっているか、把握していますか?

これらを明確にするには、やはり家計簿がポイントです。必ずしも家計簿ノートを買ってきて記録をつける必要はありません。エクセルなどを使ってPCで記録をつけるもよし、カードやキャッシュレス決済と連携してくれる家計簿アプリを活用するもよしです!

私はお恥ずかしながらアナログでとにかくノートにつけて1ヶ月ごとにざっくりと項目分けして記録をつけています。食費や日用品など変動費といわれるものを日々メモし、住宅ローンなど固定費も含めて年間の推移はエクセルシートで把握できようにしています。

どのような方法でも継続できることが重要です。家計簿がめんどくさくて、貯金ができない、そして投資もできない、ではもったいないので、まずは始めてみましょう!途中でやり方を変えてもいいのです。

完璧を目指して項目を細かく分けようとするとどれに当てはめていいかわからない、という場合は、まずはレシートを「消費・浪費・投資」に分けてみる、といった方法もよいかもしれません。この方法は著名なファイナンシャルプランナーである横山光昭さんのセミナーで学びました。

「消費」は、食費、日用品、水道光熱費、住居費など生活に必要な支出。
「浪費」は、自分の楽しみのためのお金で、お酒やコーヒーなどの嗜好品、趣味にかかる支出。
「投資」は、いわゆる株や投資信託などの金融商品だけでなく、貯金やスキルアップのための自己投資など将来のための支出。

どこまでが浪費でどこまでが投資なのか、線引きが難しい部分もあるかもしれませんが、細かいところで悩みすぎずにまずは支出をざっくりとでもよいので洗い出していきましょう!そして毎月の収入に対して赤字になっていないかチェックしてください。

赤字になっている場合は、無理に貯金を始める前に支出の見直しを優先し、通信費のプラン変更や格安SIMへの切り替え、電気やガスの契約先・契約プランの変更など、固定費の削減から検討してみましょう。

家計の黄金比率

「パーキンソンの法則」をご存知でしょうか。

収入が増えればそれに伴って支出も増えるという法則です。働き出してすぐの頃は、お給料が上がったらその分ちょきんに回すぞ!と意気込んでいても、頑張って働いているのだから少しいいものを食べようとか、ちょっとお高い服を買っちゃおうとか、移動も時短優先、家電も最新のものに変えちゃおうとか、少しずつ生活水準を上げてしまう。

もちろん自分のお金を自分の好きなことに使うのは大人の特権といいますか、そのために頑張って働いているんだ!という気持ちもよーくわかります!でも、あれもこれもいいものを、と思っても上を見ればキリがないですし、身の丈にあった生活をしなければお金は出ていく一方です。手取りの収入の増加以上に使い込んでしまえば、例え年収が1,000万円あっても貯金はゼロ、ということも考えられます。逆に年収が少なくてもコツコツと資産を築いていかれる方もたくさんいらっしゃいます。

生活費を洗い出し、黒字化できたら、次は家計のバランスを考えてみましょう。

横山さんは「消費70%、浪費5%、投資25%」と提唱されていました。

一方、近年海外でポピュラーな考え方とされる「50:30:20ルール」というものがあります。これはアメリカの議員エリザベス・ウォーレン氏が提唱したもので、内訳は次のとおりです。

【50%】生活必需品:食費、住居費、車のローンや維持費などの固定費
【30%】贅沢費:外食費、レジャー費用、趣味に使うお金
【20%】貯蓄:投資や貯金

例えば家族での外食は「浪費」ではなく「消費」とする、自己投資は「浪費」ではなく「投資」とする、といったように同じような言葉でも内訳がそれぞれ異なっているものと思われます。家族構成や人によってもその線引きは違ってくるでしょう。

自分なりに納得できる考え方を参考にしながら、目安としてバランスを整えていきましょう!

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